埼玉県は古く武蔵国の一部として歴史を育んできました。とくに平安末期以降の武士団の活躍は目覚しく、さまざまな歴史が彩られています。そんな埼玉県の歴史を現在に伝える史跡、名所が県内に多数残されています。

埼玉県を代表する史跡として真っ先に挙げられるのが氷川神社。東京・埼玉一円に大勢力を誇る氷川神社の総社であり、2400年以上の歴史を誇る伝承を持つ日本でも屈指の古社です。かつては武蔵国の一宮として尊崇を集めてきました。

それから秩父三十四箇所。日本100観音巡りの地としても名高く、西国三十三箇所、坂東三十三箇所と並んで多くの巡礼者が訪れる地域となっています。

それから城。歴史ブームの影響もあって城に興味を持つ人も増えているようです。埼玉県には行田市の忍城と川越市の川越城という2つの名城があります。どちらも日本100名城に数えられているほか、関東7名城にも加えられています。川越城は川越藩、松平家の城。忍城も松平家による忍藩の城でした。忍城に関しては1590年に行われた秀吉の小田原征伐の際の舞台となり、その際に攻防が繰り広げられた水攻めは「日本3大水攻め」として現在まで語り継がれています。

川越市といえば武家屋敷が残る町並みも忘れてはいけないでしょう。江戸時代の蔵作りの屋敷が現在も残る町並みは全国的にも貴重なもので、観光地としても高い人気を誇っています。

古代では鉄剣の出土で名高い行田市の稲荷山古墳を含む埼玉古墳群も忘れてはいけないでしょう。この鉄剣によって「倭の五王」のうちの1人、「武」が雄略天皇であることが確認されたのでした。こうした史跡を巡ってみるのも楽しいのではないでしょうか。

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